ブログで紹介することを失念して時機を逸した話題になって恐縮ですが,9月2日(金)に福井県県民ホールで開催された「ジェロントロジー研究成果報告会および共同研究協定調印式」に出席しました。
 福井県と東京大学高齢社会総合研究機構とのジェロントロジー(老年学)共同研究は福井県をフィールドに健康長寿の要因を解明しようとするプロジェクトであり,2年前に2年間の協定が結ばれました。私はこのなかで,国民健康保険・介護保険のレセプトデータを用いた研究を進めています。
 今回の報告会では,「福井県民の健康度,医療・介護サービス消費の実態」と題した研究成果を鈴木亘教授(学習院大学)と共同で報告するとともに,パネル・ディスカッション「福井型の高齢者医療・介護モデルについて」にパネリストとして参加しました。
 台風が接近中だったにもかかわらず,ありがたいことに会場はほぼ満席となりました。報告会の後には,西川一誠福井県知事にご来場いただき,福井県と東大の共同研究協定を更新する調印式がおこなわれました。新しい協定によって,共同研究は2014年度末まで進められる予定です。