9月5日に開催された医療経済学会第15回研究大会の特別セッション「保健医療費統計の課題」に登壇しました。司会が池上直己先生(聖路加国際大学客員教授)、シンポジストが私の他に小峰隆夫先生(大正大学教授)、満武巨裕先生(医療経済研究機構研究副部長)でした。
 医療費の統計でよく知られているのは「国民医療費」ですが、これは保険診療の対象となる医療費を推計したもので、(1)予防が重視されるなか予防医療・保健の費用を含まない、(2)日本独自の統計のため国際比較できない、という課題があります。私の報告では、保健医療費統計の国際基準であるSHA(A System of Health Accounts)と日本の国内統計の関係を、経済統計の最近の改革の動向と関係づけて説明しました。
 私の報告スライド(PDF file)をサイトに掲載しています。